2020/01/04
ソーダ長石
桃山の焼き物は釉薬の成分としてソーダ長石が使われていないという。
長石を使って釉薬を作ることが当たり前になっている現代、これはすごい違いを生み出すことかもしれない。
沖縄の釉薬ももしかしたらソーダ分が少ないのではないだろうか?
なんて興味深い、面白いことだろう!
2020/01/03
化粧泥をかけてから削る
数年前に井戸茶碗展を根津美術館でみて、「化粧土かけてから削ってるんじゃないか?」というものがあり、早速やってみたことがあった。
今回、梅花皮が茶碗全体に出て、これを高台脇にだけ出すには陶石を削る前に薄くかけるんだと野口伊織大先生が教えてくださった。
なるほど。
聞いてしまえば簡単なことだが、知らずにここにたどり着くには相当な年月を要したことだろうと思う。
感謝。
2020/01/03
貝灰
梅花皮を出すには貝灰を入れると良いという情報をどこかで読んで長石藁灰の中に投入してかき混ぜたら見る見るうちに豆腐のように固まってきてしまい、慌てて水を大量に加えて緩くして残りの茶碗にかけたが、もうこりゃ使えないなとほったらかしにしていた。
ある日野口伊織さんという見事な梅花皮を出す作家さんの個展があるというので初日に伺ってみるとご本人に色々とお話を伺うことができた。
ご親切にいろいろなことを教えてくださったのだが、最後に「釉薬を作ると豆腐のように固まって、1週間ほど寝かしておいて溶かし直してかけるといいんだよ」とのこと。
早速ほったらかしにしていたバケツを溶かし直して茶碗にかけ、焼いてみるとものの見事に梅花皮になった。

2020/01/03
釉薬もと
沖縄では釉薬を作るとき、籾殻と珊瑚石灰を混ぜて焼き、「釉薬もと」というものを作って釉薬を作るそうです。
釉薬もとと具志頭白土と化粧泥を混ぜて透明釉にします。
陶芸を20年近くやってきてもうほとんど知らないことはないと思っていたのですが、まだまだ知らないことがあるんだととても嬉しくなりました。
2020/01/03
新年明けましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます

2020/01/03
いつものごはんはきほんの10品あればいい
寿木けいさん著のレシピ集に器を使っていただいております。
黄粉引8寸リム鉢や濃い青のオーバルリム皿などです。